『カスカの演説』





統治評議会のメンバー全員が殺害される、という大惨事の記憶もまだ新しいが、新たにメンバーも刷新された統治評議会により、ハートウッド出身のカスカ氏が暫定的に王として選出された。
シャドーロードの脅威も迫り来る中、ブリタニアは一丸とならねばならない!そのための統率者として、評議会殺人事件の生き残り、これまで数々の実績を残してきた、高貴なエルフの血を引くカスカ氏が選ばれたのだ。

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カスカ氏のこれまでの実績

●リカルド裁判(ブリタニアを恐怖に陥れたリカルドを、検察官として公平に追求、しかるべき罪を償わせた)

●花火の祝祭(市民の意気軒昂のために花火の祝祭を開催、フランセスコ卿の下、中心的役割を果たす)

●統治評議会殺人事件(事件の際アベリーに誘拐されたものの、唯一の目撃者として犯人逮捕に繋がる証言をした)

 その他、フランセスコ卿と共に、ブリタニアの威信を復活させるべく地方の軍隊の命令系統を中央に集中する計画を練っていたと推測される。
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統治評議会は全員一致でカスカ氏を選んだ! 偉大なるブリティッシュ王が去りし後、ブリタニアを統治してきた評議会が正統に選んだ暫定の王である。ブリタニアの民として、偉大なる指導者となるであろうカスカ氏と共に戦える事を誇りに思わねばなるまい!



(妄想)


リカルド裁判

まず、カスカが初登場したリカルド裁判であるが、ここでも一つの疑惑が持たれている。
リカルドを当初弁護する予定であったジェイモス氏が、実はリカルドを護送する車の襲撃を手引きしたと嫌疑をかけられ、捕らえられていたが
ブリカツさん(Lycaeum net ttp://uo.lycaeum.net/archives/008623.html#22 11月20日) の記事にて、ジェイモスが牢獄の中で、このような証言をしている衝撃的な事実が発覚したのだ。
「私は手を貸しただけだ!カスカが晩餐の日に持ちかけたのではないか!」
ななんと、カスカがジェイモス氏に襲撃を教唆していたのだ。
ジェイモス氏がなぜカスカの教唆に乗ったのかは不明だが、この事件によってリカルドの弁護士は酔っ払いのボーレガート氏に変更された。

結局はリカルドが自ら弁護、カスカを論破したのだが、これはカスカにとって予定外の事であったろう。リカルドの言葉が無ければ多くのブリタニア市民はリカルドの行為が果たして罪にとわれるべきものなのかどうか、そのことに疑問を抱くことさえなかったのではないだろうか。
国家反逆罪が非常に危ういものを秘めた法だという事も。


おそらくカスカはこの頃から統治評議会の中心的メンバーであるフランセスコ卿の配下、もしくは彼に取り入ろうとしていたのであろう。
フランセスコ卿の政治目標は「強大なブリタニアの復活」。民衆を飴と鞭で抑えこみ、軍の指揮権を一元化するこなど中央集権化を推し進めようとしていた。「国家反逆罪」の適用範囲拡大は、その一環である。
リカルド裁判においてのカスカの使命は「国家反逆罪」の適用拡大の前例を作ることであった。この成功により、フランセスコ卿に取り入ることが可能となるのだ。

なんにせよブリタニアで名を上げる為に、リカルド裁判はカスカにとって大きなチャンスであったことは確かであろう。なんとしてでもカスカはこの裁判を有利に進めたかったに違いない。

統治評議会

「新たに」組織された統治評議会。どのようなメンバーが統治評議会としてメンバー入りしたかは不明であるが、おそらくはこの時点でカスカの意向が働いている事は想像に難くない。

統治評議会のメンバーの一人、クレイニン。彼は統治評議会員として長年にわたり直接動いてきた、実は、もとい、実に有能な人物である。発言権が大きいことは想像に難くない。しかし、カスカの都合のいいように、クレイニンは未だにニューヘイブンで寝言を言う使えない男として横たわっている。

また、統治評議会から離脱したものの、隙さえあれば口を挟んできそうな「メイジ評議会」のアノン、という人物もいるのだが、現時点では統治評議会に乱入してくる余裕などなさそうである。何せメイジ評議会、CoMの本拠地はマジンシア。廃墟と化したマジンシアにて、メイジ評議会を再建するので精一杯になっているであろう。

(エレイン女史はどうした、という声が聞こえてきそうだが、エレイン女史は日本シャード独自の存在だったりする(他のシャードでは、別の名前でエレイン女史的役割のNPCがいる)という大人な都合により、登場が難しいであろう。フランセスコの力が伸長するに従いエレイン女史は凋落してたんじゃないかとか想像してみる。なんにせよ、今後どのように整合性をとっていくのかある意味楽しみ・・・もとい。今後一切エレイン女史が出てこなかったらどうしよう・・・)
カスカの意図通りに動くメンバーで構成された評議会。果たして・・・


統治評議会殺人事件

アベリーが犯人だと証言したのは今のところカスカだけである。
一番利益を得るものが一番疑わしい、というのは定説---というのは言ってはいかんだろうか。
まぁ、この事件に関しては多くの方が考察されているのでそれ以上の事は蛇足だと思うため、言葉を多くしない。



カスカの演説

多くの方がカスカの演説を聞かれたことであろう。
しかし。実はこの演説、シャードによって微妙に言い回しが異なったりする。大和のカスカは冷静で、無限のカスカは熱かった!

実は八徳の信奉者であるRed Lobster店主EBI氏と管理人は、つい情熱が有り余りすぎて、日本シャードで演説がある前にDrachenfelsシャードに演説を聞きにいってしまっていたのだ。
Drachenfelsといえばドイツにあるシャード。もちろんEBI氏も管理人もドイツ語なんてできやしねぇ。ぐーてんたーくっ
ま、日本時間で夜、ドイツじゃ昼間にあるのか。時間が合うし、とりあえずいっちょ行って見よう!と、成り行き任せの二人。

しかしドイツにあるシャードとは言え、他の言語圏からの冒険者も多いのがヨーロッパにあるシャードの面白いところ。演説は「ドイツ語」の後、「英語」でも繰り返されるというサービス満点状態なのであった。


(超意訳な対訳付き
カスカ演説@Drachenfels(誰か訳し直してください・・・(他力本願)))

I will speak for the foreigners now...
(んじゃ今から外国人(ドイツ語圏以外の人)の為に英語で話すよ
Citizens and Nobles of Britannia
(ブリタニアの市民と貴族よ!)
I wont mince matters, our kingdom is burning, our heroes dead!
(我々の王国は燃え、そして英雄達は死んでしまった!)
he Shadowlords are proceeding to conquer our country as we speak here
(我々がここで話している間も、シャドーロードは我々の国を征服しようとしている)
and the council got slain.
(そして評議会は殺された)
*shivers*
In these dark days we have to make decisions!
(これらの暗き時代、我々は決定しなければならない)
*keeps speaking in a heroic voice*
What the kingdom needs is a lionhearted King with a strong personality!
(王国が必要としているのは、強いパーソナリティを持った勇猛な王なのだ)
One who won't let you down when you need him!
(あなたが必要とする時、あなたを失望させない人!)
One who won't hope for a stranger, the Avatar to save us all!
(誰か見知らぬ人、アバタールが我々を助けてくれるなんて望んでいない人)
One who won't put evill beings like Blackthorn on his throne in his absence!
(彼の不在の間にブラックソンのように王座を狙う存在を置かない人)
You need a king who is of immortal blood and won't die you away.
(あなた達は不死の、そしてあなた方を置いて遠くへ行かない王を必要としている)
Me, from a noble elfin bloodline and only survivor from the council,
(私、エルフの高貴な血を引き、そして協議会の唯一の生き残りである私
am the only proper, the onle true and the only righteous decision for this job!
(私のみがただ唯一真実の、そして正統にこの仕事に就く、適切な人物なのだ)
*very asured of himself*
We cant expect help from our old alliance of Luna and even less from Tokuno!
(我々は古い同盟によってルナや、トクノからの助けを求められるだろうか!?)
Where are they in these hard times? Where are their armed forces when we need them?
(この、我々が彼らを必要としているときに、彼らはどこにいた?彼らの軍隊は?)
They are a selfish pack who don't care when we are in trouble!
(彼らは我々が困難に陥っている時も気にかけない利己的な連中だ)
It is a big liability but its my duty to act fast before its too late.
(責任重大だが、手遅れになる前に早く行動するのが私の義務である)
From now on I shall lead you as your new regent pro- tempore!
(今から 私は新しい摂政としてあなた方を導くつもりである)
*Ahhm*
Hear, hear Citizens!
(市民よ!)
Captain Ulrich died in battle to a wyvernsting.
(ウルリッヒ隊長はワイバーンの毒針(多分)との戦いで死んだ!)
Captain Tuerius will be leading the Royal guard from now on.
(トゥエリウス隊長がこの先、ロイヤルガードを導くであろう)
He is the ablest warrior of Sosaria and the soldiers trust him!
(彼はソーサリアでもっとも有能な戦士であり、兵士達は彼を信頼している)
I ordered that our towns will be fortified even more, but thats not enough!
(私は街々をもっと厳重に守るよう命令するが、しかしながら十分ではない)
I have one request to all of you!
(私はあなた方に要請する)
I beg thee! Take your weapons and fight!
(あなた方に請う!武器をとり戦え!)
I understand that you already lost too many members of you family!
(私は、既にあなた方があまりに多くの家族を失ったことを理解している)
Too many friends you watched dieng!
(あなたたちの目の前で多くの友が死んでいったことを!)
And fathers shouldnt bury their sons!
(そして親が子供たちを埋葬したことを!)
But war is ruling! Open your eyes!
(しかし戦争は優勢である! 目を開けたまえ!)
You can decide if it is worth it
!(あなた方はその価値があるかどうか決める事が出来る!)
Is it worth to fight for this country?
(この国を守るために争う価値があるか!)
Is it worth to bleed for it?
(そのために血を流す価値があるか!)
Is it worth to die for it?
(その為に死ぬ価値があるか!)
Take your weapons and fight!
(武器をとり、戦おうではないか!)
Mourn one last time!
(最後の一度だけ悲しもう)
Fight one last time!
(最後まで戦おう)
And die one last time!
(そして、最後に、死のう)
*clears his throat*
*tries to calm the crowd*
I understand that you are worried,
(あなた方の心配はもっともだ)
but we need every man who is able to yield a weapon or it will be over with us soon!
(しかし我々は、武器を持つことのできる全ての人を、また、我々と共にいる人を必要としているのだ)
You shall be rewarded after the war as far as the royal treasury lets us.
(王国の国庫が続く限り、あなた方は戦後に報酬を与えられる)
I promise that I will win this war for you but you have to make sacrifices.
(私はこの戦争に勝つと約束しよう。しかしあなた方は犠牲を払わねばならない!)
We will rebuild the burning Towns, even Magincia which lays in ruins way too long!
(我々は燃えている街々を、長い間廃墟になっているマジンシアも、再建するつもりである!)
I will lead us to victory, I will help our kingdom to get back to its old glamour!
(私は我々を勝利に導こう!我々の王国に古の栄光を取り戻そうではないか!)
I shall lead us to neverending peace!
(永遠の平和へと導こうではないか!)
I will take care that you can sleep at night!
(あなた方が夜も安眠できるようにしよう)
With me as regent you shall not turn around looking for evil foes!
(摂政としての私と共に、あなた方は不吉な敵に振り向くことがないであろう!)
I will rebuild our kingdom and warm your hearts!
(我々の王国を再建し、そして心温めよう)
Is there anybody disagreeing with any of my decisions?
(誰か私の決定について、反対の方はいるか?)
Anybody who revolts against me?
(反抗するものはいるか?)
Are there such treasons between us?
(我々の間に、不信はあるかね)
So speak now and bear with the consequences of your decisions like a man!
(決定の結果を話し、そして耐え忍んでくれたまえ)
*coughs*
(咳払いし)
*looks around*
(辺りを見回し)
Very well, you all shall get free drinks in the Councelor hall for the rest of the evening!
(よろしい!残りの時間、カウンセラーホールで自由に飲み食いしてくれたまえ)
Drink, eat and be happy!
(楽しく飲み食いしてくれたまえ)
I have to plan a strikeback against the Shadowlords now, I will retire in my castle!
(私はSLに対しての逆襲を計画しなければならん。城に戻るよ!)
We shall be victorious!
(我々は勝利するであろう!)
 

カスカが登場するまでの時間、英語が出来るドイツのプレイヤーとたどたどしくも色々な話をし、非常に楽しい時間を過ごすことができてありがたかった。・・・ビバ・エキサイト翻訳!(その場にいるだけで一杯一杯だった管理人。互いに英語が母国語じゃない英会話なら追いつける・・・というはずもなく。)

それはともかく
ななんと、ウルリッヒ隊長(評議会殺人事件の際、ブリティンの戦士ギルドの屋上にいた黒ずくめのドラ鎧)が死んでしまっている事が判明!「服から怪しい!」と言われて異彩を放っていたのに、あの一瞬だけだったのか! 
さらに国庫から冒険者達に報酬を出すとかいろんなことを言っているが、本気かね。

Drachenfelsの方々も、カスカがその場を去った途端
「うっさんくせぇぇぇぇ」だの「俺はあいつを信じられない!」だの言っていたのが大変面白かった。

その直後、シェリーが登場、カスカへの不信を告げて立ち去るのだが、実に・・・・実に今後の展開が楽しみである。
・・・・どう考えても最終的には殺害されたりとか自害したりとかがカスカの運命を考える上で、お約束な雰囲気が漂ってきた(酷
・・・くっくっく、カスカよ。どこまであがけるかな?くっくっくっく・・・・