妄想のようなもの


シャーロックホームズの全作品を「聖典」と呼び表す私としては(嘘)
今回の事件は目の前にぶら下げられたニンジンである。
今現在、私の中では「アベリーはハメられた」説が濃厚になっている。

だからと言って即座にカスカが敵方だとも断ぜない。カスカは「目撃者」に仕立てられたのではなかろうか。
アベリーをハメる為、それも一番残酷な方法で貶める為にはカスカのような有力な目撃者が必要となる。だからこそカスカは殺されなかった、とも考えられるのだ。
しかし、そのように「守っているはずの味方によって断罪される」ほどの冤罪をFOAがアベリーになすりつけたがる理由は何であろうか。
FOAがアベリーを憎む理由・・・ そう、あからさまな理由があるのである。
ヘイブン爆破の犯人を追ってブラッドダンジョンに突入したアベリーと部下達。
彼らは内部に居たFOAのメンバー達を追いつめ、結果的に服毒自殺へと追いやった。 そしてアベリーの部下として潜り込んでいたFOAのメンバー、ブライアンはアベリーの部下を巻き込みながら自爆、命を絶った。
FOAの潜伏場所にあった日記には、サラがブライアンの死を知り深い衝撃を受けたことが書かれている。
FOAのメンバーで、カスカと思われる人質を連れて下水道からロストランド、ミノックへと移動した女性、サラ。
「あの魔女め!」 カスカは罵る。
しかし彼女が後から道を来るはずの仲間に食料を残しておくようなきめ細やかな愛情を持っている事を、既に我々は知っている。
身内に対する深い愛情と、他人をまるで虫けらのように殺害する激しさ。
彼女の行動は、まるで黒髪と、血のように赤いマントをたなびかせる復讐の魔女を思い出させる。

アベリーの捕縛はFOAによる復讐ではないか、これが現時点での筆者の推測である。

それは逆恨みである。だが、愛する者を奪われたサラは復讐を止めないであろう。
愛が深ければ深いほど憎しみも深いという事は、ブリタニア三つの原理を持ち出すまでもなく明確である。
サラの激情こそが、アベリーの無実の証明となる、そう私は考えている。

んま、もっちろん、ぜんっぜん外れているかもしれないんだけどさっ。
推理の楽しさというのはこうやって推測しまくっている時にあり、後になって「全然外れた〜」となっても、それはそれで楽しかったり。 なので、読者の皆様、筆者の推理(当てずっぽうとも言う)真に受けてはいけないYO!

このページ内の文章はあくまでかにかくに管理人の現時点での私論であり、事実と異なる可能性があります。今後更なる文献が見つかるなどした場合、少しずつ訂正していくものとします。
第一稿 2008.0717

参考 ウルティマオンライン公式サイト http://ultimaonline.jp/community/bnn/
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