怪しい老婆、イヌの予言の通りに危機が押し寄せるブリタニア。その危機はオフィディアンという形をとっていたが、オフィディアンの襲来もが序の口ではないかという予感がブリタニアンの胸を去来していた。 言い知れぬ不安感が世界を押し包む中、ブリタニア統治評議会は生臭さを増していく。 |
ブリ銀前に奇妙な老婆が現われる。徳之島独特の服を身にまとうイヌ婆さんは不気味な予言を口にし、人々を恐れさせていた。
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老婆イヌ 第一章 老婆イヌ 第二章 |
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イヌの予言に導かれて探し出された謎の書籍が解読された。その本はニスタルによるもので、不死の宝珠に関する研究、及び懸念が書き記されていた。 一つには不死の宝珠は異邦人にしか壊せないこと。異なる次元といえば、アルマゲドンの魔法はどうもこの世界、ブリタニアのものとは異なる摂理に基づいていること。 不死の宝珠が砕けたとき破片ひとつひとつに世界が作られたが、今手の中にある破片の中に世界が、そしてその世界の中にも破片が、その破片の中にも世界が、その世界の中にも破片が(以下略) |
謎の書籍『The Shattering』 | |
イヌ婆さんのペット、ルーンビートルのクライがユリゴールと名乗る男に連れ去られ、クライの身の安全をネタにイヌ婆さんもユリゴールに連れ去られてしまう。 数日後、クライは弱った状態で保護。クライのもたらした情報を元にクレイニンと冒険者が探索を開始、ジェレミーと名乗る盗賊の助けを得てイルシェナーのReg Volomへ。隠し部屋を発見するが、その先に行くことはできなかった。 |
”予言者”姿を消す? Reg Volomに潜む謎 |
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実はこのジェレミーという盗賊、本来の名前をリカルドと言う。自称「伝説の大泥棒」。引退時を感じ、後継者を募集していた。 そしてリカルドは特訓の一環としてか、オフィディアンの女王が代々持つとされているアーティファクトを盗み出した。このことがブリタニアに大きな悲劇をもたらすとは誰も想像だにしていなかったに違いない。 |
伝説の大泥棒が、手っ取り早く金持ちになる方法を伝授 | |
アーティファクトを盗まれたオフィディアンは怒り狂い、アーティファクトを取り戻すためにブリタニアを急襲。まずベスパーとパプアが血の海と化した。 パプアのリアンという少女がオフィディアンに追い詰められ、絶望の下、一人戦い死んで行ったことはブリタニアンに深い衝撃を与えた。 |
オフィディアンとの小競り合い、いよいよ本格化か “あれが奪われた” 孤独 |
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一旦引いたオフィディアンであったが、ムーンゲートの使用方法を獲得した彼らはスカラブレイとサーペンツホールドへの侵攻を開始した。人対蛇のブリタニアの覇権をかけた戦いがここに始まる!
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嵐の前の静けさ オフィディアン軍、スカラブレイとサーペンツホールドに侵攻 戦争 |
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オフィディアンとの戦いが続く中、クレイニンが冒険者たちに召集をかける。イヌ婆さんが連れ去られた先の隠し部屋の鍵を開ける方法を見つけたというのだ。さっそく向かうクレイニンと冒険者達を、待ち受けていたユリゴールが黒閣下に姿を変え襲ってきた。無事ユリゴールを倒し、イヌ婆さんを助け出すことに成功。 | 閉ざされた扉の向こうに |
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イヌ婆さんの一件を挟みながらもオフィディアンとの闘争はまだまだ続いた。しかし次第に人間勢力がオフィディアンを押し始め、ブリタニア統治評議会とオフィディアンとの間に戦闘地域縮小の合意が形成。 しかしパプアのガード圏は戻らない。、魔術師たちはオフィディアンがテラサン居住地の最深部で行っている魔術儀式が理由だと突き止めた。幾度も死に至りながらも、冒険者達は祭壇らしきものの破壊に成功。その際に「柱」が砕け、世界中に黒い破片が飛び散った。これが「ブラックロック」である。 FoAと名乗る団体がアルマゲドンを唱えた時「黒水晶」を使用したが、これはブラックロックを精製したもの。イヌ婆さんが再び出現して予言を繰り返すようになっていたが、その予言でもブラックロックは非常に危険との事。なお、ブラックロックを手にアルマゲドンの呪文を唱えると発動する可能性がある。人によって作用もさまざま、爆死する者、弾き飛ばされるもの、「感染」する者。そしてたまに黒ウイスプを召喚してしまうこともあった。 |
前線での成功! 続報、続報!平和を脅かすはぐれ者たち 魔術師たちが発見したオフィディアンの秘密 冒険者ジョーダンの目撃談 神秘の鉱物 ブラックロック |
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時を同じくして、世界中に奇妙な「裂け目」が現われる。裂け目を全て探し出すと、太古の裂け目にいく方法が判明。当初はモンスターが居た「太古の裂け目のあちら側」であったが、その後タイムロードを名乗る謎の人物が出現する。 | 不思議な裂け目がソーサリア中に現れる | |
オフィディアンとの戦いが終結を見、涼風も立ち始めたころ、一つの指名手配書がブリタニア中に出回った。オフィディアンのアーティファクトを盗み出したリカルドを手配するものだ。ついにリカルドは捕らえられ、トリンシックの牢に収監された。 | 指名手配書「盗賊のリカルド」 エルフの検事がリカルド容疑者の公判担当に選任! |
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それからしばしの時が流れる。 ブリティン市長選で首都が沸く中、突如ブリティン城が大量のネズミに襲われた。どうやらブリティン城の地下には巨大な空間があるらしい。事態を収拾したのは同時に城に帰還した魔法ネズミのシェリーであった。今はいずこにおわしますロードブリティッシュの恋人とも囁かれたことのある彼女の帰還はブリタニア市民を喜ばせた。その後シェリーはブリティン城に住まうことに。
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ブリタニア城、包囲される! ヒロインの帰郷 |
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トリンシックに収監されていたリカルドは、裁判のためにユーへ移送される。しかしその途上、リカルドとその弁護士ジェイモスを載せた護送車は山賊の群に襲われる。 なんとか山賊の攻撃をしのぎ、ユーにたどりついた護送車であったが、実はこの襲撃はリカルドの弁護士ジェイモス氏が画策したことが判明。ジェイモスは逮捕され、弁護人はトリンシックのボーレガードに変更。 十分な準備期間をおいて裁判が始まった。公判検事はのカスカ。オフィディアンによる攻撃を受けていないハートウッド出身であり裁判を公正に行えるのではないか、との理由での選任である。 |
ブリタニア市民への朗報! 裁判の準備始まる |
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エドガー判事の下、いざ裁判が始まると、弁護士であるボーレガードは泥酔状態、弁護が出来るような状態ではなかった。裁判は検事側のカスカの優位のまま進む。 この際、検事側の証人として統治評議会の出納官フランセスコも出廷している。 途中でイヌ婆さんが乱入するなどの騒ぎも起きたがおおむね審議は順調に進み、カスカはリカルドに「国家反逆罪」の適用を求めた。 業を煮やしたリカルドは、自身で自分の弁護をはじめた。 まず、オフィディアンの土地はブリタニアの所有ではない、ゆえにその地で行われた「オフィディアンの宝物を盗む」という犯罪はブリタニアの法では裁けない。さらにオフィディアンの襲撃について、宝物を盗んだのはきっかけにしか過ぎず、実際にはオフィディアンは怪しい魔法儀式をおこなっていた。このことに対する評議会の発表は一切無いこと。リカルドの裁判によって、評議会の問題をうやむやにするのではないかと。そして、この事件によって国家反逆罪の適用が拡大されるのではないか、という懸念。 リカルドの発言はブリタニアンの心にさまざまな疑問を投げかけた。 しかし、リカルドは最大国家反逆罪で有罪との判決をうけ、そのまま裁判所の法廷から連れ去られたのであった。
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ブリタニア対リカルド |
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この判決に、BNNでは市民の喜びを報道した。 しかしながら一部の市民達はこの評決に異議を唱え、評議会へ抗議文を送る者、裁判所や首都でデモを行う者などの姿が見られた。しかしその声が評議会に届くことはなかった。
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有罪! |
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