デルシア防御の砦建築のための資材集めがが行われた。
んむ、このようなことがあるかと、日ごろからマフィンを作り貯めていたかいがあったというもの!(募集していません)
資材集めはほんの1〜2日で終了。見事なものである。
さて、ゴルモアの配下による動きはないか?と、デルシアに偵察に向かうとそこには(大和2007.10.17)
今までにみたことの無い建築物が。
おお、もう早くも防衛のための砦が!と感心していると
あ、なんか増えた。
建築途上でしたか。おじゃまいたしました・・・。
気を取り直して次の日。(大和2007.10.18)
街がハロウィーンの怪しげで楽しげな空気に包まれる中、エレイン女史による召集がかかった。
デルシアにオークが進軍してきている、との情報が入ったとの報告に、来るものが来たというようにうなずく冒険者たち。
「デルシアに、ヴェク殿がサベージ族を送ってくださり、オークを食い止めています」
なんと!人間とサベージ族との共闘がここで果たされるとは!
「無用な戦いを避けるために、これを塗って準備を整えてください」
サベージ・ペイントを冒険者に渡し、自らも全身に塗るエレイン女史。
真っ白。
サベージとオークが土地を求めて争いをしていた頃、オークを味方する者はオークマスクを被り、サベージを味方する者はボディペイントをほどこし、互いの敵に向かっていった、という過去がある(2001年5〜7月EWE)。しかし今回はサベージ、人間、双方の意志の上での共闘なのだ。これはブリタニアの歴史の上でエポックメイキングなのではないか?
とかなんとか考えていると、冒険者の中から声があがった。
「塗れないんだけど。」
見てみるとそこに居たのは
鶏。
鶏にポリモリフして・・・もとい、本体が鶏。常日ごろから鶏としてブリタニアを闊歩している冒険者であった。
・・・まぁ、鶏だとボディ・ペイントできないよなぁ、確かに。唐揚げ粉ならいいんだが。
いらだっているのか、冷たく言い放つエレイン女史。サベージとは共闘できても鶏とは共闘できない、というのであろうか。
それはさておき。
デルシアに急行、東の門の向こうは・・・・オークの海、ひねもすのたりのたりかな。
わらわらわらわら・・・・しかし、雑魚は雑魚。圧倒的な力を誇る冒険者たちと、サベージ族の振るう刃の元にあっという間に殲滅してしまった。
深追いせず、油断なく身構える冒険者たち。するとそこに近づいてくる一つの人影が。
変態ですか。
どう見ても、ゴルモアの配下、鬼女と呼ばれたヴァネッサである。
言い伝えと同じ格好である。
ヴァネッサ以外にこんな格好する奴ぁいねぇ。
ヴァネッサだ、ヴァネッサに違いない!
できることなら、こういう格好の女性には
「お〜ほっほっほっほっほっほっほ」と高笑いして欲しいんだが・・・。なんか惜しい・・・。
絵に描いたような、いかにも頭の足りない女幹部が吐きそうなセリフをぬかしながら、ヴァネッサは身構えた。
でぇいっ、てめぇみたいな露出女に女史の優等生的エロティシズムが負けてたまるかっ
そして再び戦いの火蓋が切って落とされた。
悪の女幹部ヴァネッサの前にざくざくと転がる死体。削っても削っても削っても削れないHP。
そこに、あの男が駆けつけた。
ヴェク殿!
サベージの族長、ヴェクの参戦を得て、鬼女ヴァネッサも、ジョーダン、マイヤーと同じ運命をたどることとなった。
戦い終えて、肩を並べて戦った冒険者達をねぎらうヴェク。
これで借りは返した、とヴェク。
そう、サベージと人類は決して相容れることの無い存在なのだ。今回の出来事は、あくまで特別な事態。二度とこのような共闘は行われないであろう。でも。しかし。
「今日だけは、私たちと一緒に祝杯を挙げていただくわけにはいかないでしょうか」
共に敵と戦った戦友として。エレイン女史はヴェクに声をかける。
ヴェクはしばし逡巡したが、うなずくと冒険者たちと共にブリタニアへ凱旋したのであった。
「あなたも借りをかえすためとはいえ、私に助成したことで敵から攻撃を受けなければよいのですが・・・」
不安を口に出すエレイン女史に、ヴェクは微笑んだ。
これよこれ、孤高の漢の笑い方ったらこれだよ!
「心配は無用、我々にも手練の者はある」
余裕を持ってエレイン女史にヴェクは言うと、
ひとまず戦いが終わり、また、借りを返したという事もあり、軽い調子になるヴェク。
こうして、エレイン女史は一人の戦友を得たのであった。
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